【軽い自慢話】owl*treeがonokenだった

※この記事は「ゲームする部 Advent Calendar 2023Winter」8日目の記事です。是非ほかの記事もあわせてお読みください。
次記事 → 12/25公開予定
 
 
昔々*1owl*treeという謎のアーティストがいました。
 
CHUNITHMに収録された『Teriqma』に始まり、『Paqqin』『デスパレイト』『Sqlupp』『Baqeela』など主にSEGA音ゲーに数々の名曲を残したアーティストです
 

さて、去る2023年11月25日、その正体がBMS作家の大御所中の大御所、onoken氏であることが明確にされました。

 

 

数々の運営からの伏線により既に正体についてはなんとなく勘づいていた人がいたものの、Twitter*2は驚きの声で溢れかえりました。
 
実は、私もその正体に以前から勘づいていたうちの1人でした。
 
 
 
 
 

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ここから自慢話

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そう、6年前からね。
 

2017年末から言及している
はい、こんなのが自慢になるかは怪しいですが、この記事では、私がowl*treeの正体に気が付くきっかけとなった出来事について、いろいろ述べていきたいと思います。
 

詮索開始

 
「owl*treeって誰?」

ライオン好きクソコラグランプリ

 

最初はそんな小さな疑問からでした。
 
 
時は2017年末、私もPaqqinという楽曲に心を動かされた1人だったので、「owl*tree」でエゴサしたり、Google先生に聞いてみたり、つよつよ音ゲーマーDTMerの知り合いに聞いてみたりしていましたが、有力な情報は得られませんでした。
 
その後、調査を進める中で、とある仮説を目にすることになります。
 
 
「変名義が多いから、onoken説」
 
 
 
 
 
"onoken"
 
ああ、久しぶりに名前を聞いたなあ、と。
2014年頃はCytusをやっていたので、『D R G』や『Verberg』の人として存在は知っていました。ホキュライミァーデッタイ
ただ、思い描くowl*treeの作風イメージと合致せず、最初はスルー。
 
しかし、すぐに気が付きます。
 
 
「この人、BIOTONICも書いてるじゃん」
 
 
『デスパレイト』と『BIOTONIC』。
全く曲調は違えど、「作風が広く、ギターがメインの楽曲が作れる」という事実に繋がりを見出しました。
もしかして、と思った私は、暇を見つけてonoken氏の曲を漁るようになります。
 
 

決定打1 

 
氏の楽曲を漁る中で、『ZADAMGA』 という楽曲にたどり着きました。
 
(公式の音源がないのでプレー動画です)
 
初出は2014年とowl*treeデビュー前のpop'n musicの楽曲ですが、1:20付近から始まるパートの音の鳴らし方があまりにもowl*treeのそれでした。
 
ゆっくり浮き上がるようなサイドチェイン、そして独特なシンセのピッチベンド*3、『Paqqin』の1:27付近や『Teriqma』の1:17付近の特徴を併せ持ったサウンドでした。
 
 
意識して聞くとどう聞いても同一人物のサウンドです。当時のポッパーとウニマーの積集合が非常に小さかったこともあり、誰も意識して聞かなかったのでしょう。
 
私はそれ以来、owl*treeの正体について何度もTwitterにて言及しました。野暮っすね~。
 

決定打2

 
改めて、最初に気づくきっかけとなった『BIOTONIC』を聞いてみました。
 
(ちょっと新しい音源ですが、旧音源も下記の特徴は持っています。)
 
上記音源の2:02~のリードの鳴らし方が、まるで生音を奏でるかのような激しいピッチベンドを持っていることがわかります。そして、この傾向が「Sqlupp」の0:37~のパートにも見られることに気が付きました。
 
onoken氏得意の生音の打ち込みを、そのままリードの打ち込みに応用しているのでしょう(あくまで推測ですが)。
 
この辺りから、氏の正体についてはかなり確信に近いものを持っていました。
 
 

決定打3

 
owl*tree氏の楽曲が増えていく中、続々と共同制作者(「yaki*tree」*4氏など)がTwitterで正体を明かしていきました。
その方々をまとめたところ、とある共通点に気が付いたのです。
 
 
 
なんと、Twitterプロフ画面に「onokenさんにフォローされています」と記載されていました。それも全員
 
当時私は数多くの音ゲーアーティストをフォローしていましたが、全共通のフォローとして出てきたのはonoken氏だけでした。
 
この頃にはもう完全に確信しており、あとは運営からの答え合わせを待つだけになっていました。
 

言及をやめる

 
そんなこんなで2020年以降、徐々に言及をやめていきました。
 
理由としては、
  • 内通者の内通者の内通者みたいな人から正解だとそれとなく言われたこと
  • わざわざ正体を隠してるアーティストに対し、正体をあーだこーだ言うのは野暮ったいなと思ったこと
  • SEGA運営が伏線を出すようになってきて、冷めてきたこと
 
まあ、『GASHATT*5』とか出た時点で「あ~もう隠す気ねえなonokenさん」って思ってましたが。。。
 
ちなみに、正体が明かされたことを知った時の心情としては「うんまあそうだよな」くらいのものでした。
6年も待たされるってこういう気持ちなんですね~~~(?)。
 
 

最後に

「owl*tree onoken」でツイートを検索すると、2017年~2020年前半にかけて、明らかに私だけツイートしまくっています。ひどいもんですね~。

今考えると、もしこれがonoken氏やSEGA運営の目に入っていたとすると、大変無粋な真似をしていたことだなあ、と猛省しております。もし当時ご迷惑だったのであれば、この場を借りてお詫び申し上げます。

 

今後もowl*tree氏の楽曲はたくさん出てくると思いますので、また新情報を楽しみに待ちたいと思います。(今回記事を書く上でいろいろ調べましたが、KUGUTSUみたいなゴリゴリのハードコアとか欲しいかも。。。?)

*1:今もいる。

*2:誰がなんと言おうとTwitter

*3:細かい音程の変化。

*4:吉沢達彦氏。Sqluppのトランペット奏者

*5:WACCAの楽曲